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2022年04月18日

住宅展示場見学で必ず見るべきポイントと必ず聞くべき質問!

家が欲しいと思った方が必ずと言っていいほど足を運ばれるのが、住宅展示場だと思います。何気なしにフラッと訪れる方。生活の行動範囲にある住宅展示場をすべて訪れる方。事前にインターネット等にて各社の資料を検討し、さらに資料請求を行ってから自分たちの家づくりに合いそうな会社の目星を付け、見学に訪れる方。などなど様々な順番で皆様訪れます。どのタイミングで住宅展示場を実際にご覧になるかは皆様それぞれですし、正解はないですから皆様が思う最適なタイミングで訪れ各社の実際の建物をご覧頂ければと思います。

ただ実際に訪れた際には、是非見るべきポイント、聞くべき質問をご確認の上訪れて頂いた方が、せっかく時間を使い展示場を見に行っても、ポイントがハッキリしていない、ボンヤリとしたあまり意味のない見学となりがちです。その為よく見学後に聞かれる感想として「展示場は豪華に作っているから参考にならないね~」とのお声を頂きます。たしかに豪華さを見るだけであれば、ほとんどの方に参考にはなりにくいと思いますので、それ以外のポイントとして、今回は皆様に住宅展示場のおすすめの見学の仕方についてお伝えさせて頂きます。

住宅展示場の種類

住宅展示場と一口に言っても実は大まかに分けて3種類の違いがあることはご存知でしょうか?まずはこの点について解説いたします。

総合住宅展示場

一般的に多くの方が「住宅展示場」と聞いて思い浮かぶのがこの方式だと思います。展示場を設置する土地の選定から全体コンセプトの選定などの企画を立て、イベントや展示場全体の統括を担う主催・運営会社のもと、複数の住宅会社が出展者としてモデルハウスを建て、展示を行うのが「総合住宅展示場」です。

多くの場合設置している総合受付にて、説明を受けたのち各住宅会社の展示を見学することになります。この方式では全体コンセプトを企画したのちに参加住宅会社が決まりますので、ほとんどの場合「同価格帯の商品を持つ住宅会社」か「特徴が近い商品を持つ住宅会社」が集まる事になります。そのため各出展会社は他社との比較をされる中で違いを出すために、センスが良く素敵な空間を創造し、皆様にご見学して頂くように設計・建築します。

またお勧めしたい仕様やまだ普及していなくても近い未来一般的になりそうな仕様、その会社独自の技術やバリエーションを見て頂くことで自社のアピールと「住宅会社の自己紹介・意思表示」をしています。

そのため多くの特徴を知っていただくため60坪や80坪などの一般的な住宅では考えられないほど展示建物の規模が広すぎることや、標準ではないオプションの仕様や設備ばかりになる展示場になる事が「展示場は豪華に作っているから参考にならないね~」という感想を頂く原因となります。ただ逆に総合展示場において規模の小さい標準品のみの展示場を見学するとおそらく「普通過ぎてつまらない会社」「現実的で参考にしやすかった」という真逆の評価を頂くことになると思います。

住宅を考え始めたばかりの方やどのような住宅会社があるのか知りたいと思う方、アイデアや工夫を参考にしたい方などはこの総合住宅展示場を訪れてみるとよいかもしれません。

常設住宅展示場

ここでの意味合いは単一の住宅会社が独自に設置し常設展示している住宅展示場になります。総合住宅展示場は一定の価格帯やコンセプトにおいて統一されていることが多く、様々なコンセプト・価格帯の商品を展開している住宅会社がより自社のことを広く深く知ってほしい場合などに設けることがあります。他の展示場と違い1棟での展示場もあれば、複数棟展示されている場合もあります。

実際にご見学する方は建築する住宅会社を決めているか、候補を絞り選択している最中という方が多いですが、似たような価格帯・コンセプトの他の住宅会社での計画の参考に訪れても、ご参考にしやすいと思います。

期間限定住宅展示場

大型分譲地でのイベントや建売住宅の販売見学会、実際のお客様が建てられた新築住宅での見学会などが当てはまる展示場になります。総合住宅展示場のように主催・運営会社がいる場合や単一の住宅会社が行う場合など様々ですが、共通しているのが「実際に住まわれる方がいる」という事です。

「見てもらうだけ」の展示場と違い間取り・大きさ・設備等がそのまま参考になることが多いため、計画を具体的に考え始めた方が訪れることが多いという特徴がありますし、見たそのままの状態で建てるという方も少なくないため、分かりやすく新築住宅を知りたいという方にはお勧めの展示場となります。

おすすめの見学の仕方

実際に展示場を見に行く際はどうするのがいいのか。前述したように正解はありませんが、あえてお勧めすると、まだ具体的に決まっていない方はどの展示場であっても、行き成りふらりと立ち寄ってもいいですし、予約してから訪問してもいいと思います。

ただ具体的でなくても気になる住宅会社や知りたい事(例えば具体的な設備の詳細な説明等)がある場合はやはり事前に予約されるとより良いです。当日の込み具合や曜日によっては説明してくれる担当の人が空いておらず、質問することもできない事態を防げます。

また事前に資料を取り寄せておくことも有効です。より質問事項や見学するポイントを整理することができます。そして実際に見る際は3棟前後の見学に留めましょう。意外と展示場見学は疲れます。疲れるとどの建物を見たか、雰囲気は良かったか悪かったかなどのせっかくの経験が多数の建物で混同しがちになるからです。

もう一つ、こういった展示場に限らず「商品」を見る際に、「声を掛けられたくない」「ゆっくりと自分たちだけで見学したい」と思う方もいらっしゃると思います。そんな場合は素直に「具体的ではないので、見てまわっていいですか?気になることがあれば質問させて頂きたいです」と聞いてみてください。ここまで言われれば案内する人も「声を掛けられたくないんだな」と気付いてくれると思います。

具体的にみるべきポイントは?

何を見てもまた何を聞いても、それが訪れる方にとって家づくりの参考になるのであれば正解ですが、ここでは更にプラス、見て聞いてみた方がいいポイントを提示します。

構造・性能(省エネ性や快適性)

購入するうえでいずれ自分が住む家の構造・工法は最重要といっても良い部分です。どの素材を使いどのように造られているかを把握しておくことは必ず皆さまにやっていただきたい事です。住宅会社により様々な工法があり、一概に優劣は決められませんが、少なくとも確認の上、各社が考えるメリットデメリットは確認しましょう。

構造に影響される部分もありますが、性能に関しても基本的に各社にて間取りや内装が変わろうとも大きく変わる部分ではないですし、住宅会社を決めた後や建てた後に変更したいと思っても難しい部分です。特に快適性と省エネ性はご確認しておいた方が良いでしょう。

快適性は雰囲気とも言い換えれますが、住んでからの空間の雰囲気はいくら展示場と違う内装で建てても「なんとなく」残るものです。感覚的な部分なので難しいですが、展示場でないと実際に味わえない事でもあります。

省エネ性は今後の日本のエネルギー状況が決して明るいものとは言えない現状と、世界的な低炭素化の流れの中において、実際に個人や家庭が負担する税金等にも影響してきます。雰囲気と異なりこちらは現在全国的に「UA値」(外皮平均熱貫流率)という数字でわかる省エネ性能の指標が地域ごとに有りますので、お住まいの地域の「ZEH」基準をクリアできる住宅を選ばれることをお勧めします。

会社独自のアイデア・オリジナルの設備やインテリア

検討している住宅会社でしか表現できない空間・内装・外装は住まうことになる住宅の個性となります。それは設備であり、インテリアであるかもしれませんし、外壁材や屋根材かもしれません。多くの住宅会社は見て頂きたい展示場にこの個性を表現しています。

ホームページや雑誌等で「いいな」と思い、その個性を自分たちの住まいに取り入れたい場合は見に行き、詳しく聞いてみましょう。ひょっとしたらお気に入りの住宅会社でも再現できるかもしれませんし、その住宅会社でしかできないものかもしれません。それを体験できるのが展示場の役割です。

担当営業

展示場を見に行くとほとんどの場合、営業の方が案内してくれると思います。そしてその方がおそらくあなたの担当となります。担当営業は非常に重要です。自分たちに合うか、説明は分かりやすいか、家づくりに関する知識はありそうかなど、人を知れることは大事です。例えば若くても熱心な方で、知識は拙くても誠実であなたとウマが合う人は、計画を進めていっても後悔しないでしょう。展示場では実際に顔と顔を確認しこれらの人柄が知れることができ、信頼できるかどうかを確認できる場でもあります。

すでにお気に入りの住宅会社があるが担当となる営業が誰になるか不安な方は、その会社で建てたことのある知人を探し、紹介してもらうのも一つです。知人の方から予め人柄等を知れるので安心して進めていくことができます。

会社の家づくりに対する考え

住宅展示場を見て、説明を聞くとその会社が何を大事にして家づくりを行っているかが、なんとなくわかってきます。断熱・省エネ性、収納、メンテナンス性、価格、ブランド力、デザイン、耐災害性、工場生産による均一さ等・・・。あなたの家づくりに対する考えに近いと思う住宅会社を選ぶことが家づくりを成功させる一番の近道になるでしょう。

アンケートには答えるべき?

よく皆さんから実際に展示場にお越しになられた際に聞かれることが「アンケート記入しないと見れませんか?記入した方がいいですか?」という問いです。書くと営業の人にしつこく訪問されそうと敬遠される方も少なくないです。では実際はどうかというと答えは「どちらでも良い」になります。

書いていただく場合は住宅会社側の情報収集という側面はありますし、会社の方針でしつこく訪問する住宅会社もあるとは思いますで、このことをデメリットと感じれば書かない方がいいとおもいます。ただそれでも書いた方が良いメリットもあります。

まず住宅会社側からすると、アンケートに記入される方は一般的に「本気で考えているのだな」と捉えます。お客様が住宅を建てるために要する気力も大きいですが、住宅会社が一軒の住宅を完成させるのに要する様々な力も非常に大きいものになります。なのでできるだけ効率的に多くの方に建ててもらうために、展示場にお越しになられた方でも力の入れ具合が変わってきます。

また住宅を建てるにあたって知った方がよい情報は無数にあります。それを1・2時間で説明を受けることは無理です。アンケートには通常その方がどのような情報を求めているのかを問う質問がありますので、それに答えることで建てたい方も効率よく情報収集ができますし、もしなければアンケートに答える際に直接質問しても良いと思います。担当営業の方もより深く、専門的に答えてくれるでしょう。

ちなみに電話や訪問等特定の行為をされたくない場合は素直にアンケートの際に伝えましょう。お願いされたことを無視してまでやる会社はないはずです。

まとめ

住宅展示場はサイズや仕様を見に行く場所ではありません。そのまま建てない限り、はっきり言ってそれらはあまり参考になりません。そうではなく構造やアイデア、考え方、担当営業等を確認し自分たちの家づくりを任せることができる、信頼できる会社かどうかを探す場所です。見学には時間も体力も気力も使います。是非住宅購入を考え始めた際は数か所の展示場を見学し、納得できる会社と人に巡り合っていただきたいと思います。

北斗建設は盛岡市本宮と北上市北鬼柳のリアルハウジングガーデンに出展しています。また不定期で限定見学会も開催しておりますのでご都合良い場合はお越しいただければと思います。

この記事を書いた人
大学卒業と共に住宅業界に携わるようになってからこれまでの培ってきた経験と、北斗建設の創業40年を超える経験を通して、「家を建てる」皆様と共に歩んでいきたいと思います。

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